検査のご案内
X線検査

レントゲン操作室エックス線を用いて、外からでは見えない体内の状態を診断するために行う検査のことをエックス線検査と言います。 エックス線検査と言っても、ただ単にエックス線を照射するX線管球とフィルムの間に見たい部分を入れて撮影する一般撮影(レントゲン)検査と、 照射と同時に見たい部位を画面に表示できる透視検査(エックス線テレビ)や X線管球と(フィルムの代わりの)検出器を身体のまわりで回転させて断面画像をつくるCT検査などがあります。


一般撮影
一般撮影検査としては、胸部レントゲンや腹部レントゲン、または骨などの撮影をしていて、 全身をそれぞれの部位ごとに撮影することができます。(特殊な部位は除きます。)
当院では、この一般撮影装置にCR装置を組み合わせてデジタル化を行っています。


透視検査 透視室
エックス線の照射と同時に見たい部位をモニターで確認できるので、 主にはバリウムなどの造影剤(ふつうでは見えにくい部位や臓器を見えやすくするために使う。)を使って、胃や大腸の検査を行っています。 また、バリウムとは違う種類の造影剤を使えば、胆のう・胆管、尿管・膀胱などの検査もできます。
当院では、この透視装置には、デジタル化用のDRタイプの装置を導入しています。


CT室

CT検査
頭部、頚部、胸部、四肢など全身状態の断面写真を撮影でき、装置にもよりますが、3D画像や通常の横断面に加えて、冠状面・矢状面などの他方向の断面画像も作ることができます。
当院では、平成23年9月に幅1mm/16列並んだ検出器で撮影する16列MD-CT装置を導入し、撮影時間の短縮、被曝線量の軽減、画質の向上などに取り組んでいます。


超音波検査

腹部超音波検査
この検査で調べられる臓器は多岐に及び、肝臓、胆のう、腎臓、膵臓、膀胱、前立腺、さらに子宮や卵巣、脈管系が対象となります。

エコー
心エコー
この検査を行う目的は二つあり、一つは心臓の形の異常を発見する形態的診断、もう一つは心臓の働きを見る機能的診断です。 特に心臓は常に拍動していますが、その動いている状態をそのまま観察できる、とても有用な検査です。


甲状腺超音波検査
頚部に超音波をあてて、甲状腺の様子を調べます。甲状腺の腫大や、甲状腺の腫瘍の位置、大きさ、形、数等が判ります。


乳腺超音波検査
乳房のしこり(腫瘍)が良性か悪性か調べる検査です。良性の乳腺症やしこりのようなものから乳がんまで早期に発見することができます。


頸動脈超音波検査
近年の生活習慣の変化や高齢化により動脈硬化症の疾患が増えています。 頸動脈は動脈硬化の好発部位であり、超音波で観察することにより、動脈硬化の程度や血管の走行異常、狭窄が診断できます。


内視鏡検査 内視鏡

上部消化管内視鏡検査
食道や胃、十二指腸を直接観察できるため、病変の大きさや形、色、出血の有無までがはっきりと分かり、直接診断に役立ちます。 また、がんが疑われるときには、内視鏡の処置具を使って疑わしい組織部を採取し、生検(組織細胞診)を行えば確実に診断できます。 5mm以下の非常に早期のがんもこの内視鏡検査で発見が可能です。


大腸内視鏡検査
大腸内視鏡検査は大腸癌、大腸ポリープ、炎症などの有無を調べるために行う検査です。 検査方法は内視鏡で大腸全体を観察し、必要に応じポリープを切除したり、組織の一部を採取します。 大腸を調べるにあたって最も確実な結果が得られる検査です。

検査

血液検査
血液は心臓から送り出され、血管を通って臓器のすみずみまで酸素や栄養素を運ぶとともに、二酸化炭素や老廃物を運び出す働きをしています。
血液中の細胞数の算定や形態検査を行っています。
その他、血液ガスや電解質も測定しています。

一般検査
身体の中での代謝に異常があると生体の物質に異常が認められ、それは血中に溶け込み、これらは尿を中心に便にも排泄されます。
尿はタンパク・糖・潜血・尿沈査、便は便潜血検査を行っています。

輸血検査
輸血とは貧血などの病気や出血により不足した成分を補充する重要な補助療法で、輸血を行う前には必ず輸血検査を行います。

生体検査
 循環機能検査(心電図、ホルター心電図、脈波図)
 呼吸機能検査(肺活量検査)
 眼底検査
 聴力検査
 脳波検査
 神経伝導速度検査